リーダーシップ 上司との人間関係

上司を戦力に 根回しと企画完遂後のフォローの重要性/リーダーシップ

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会議は「議論して案を決めていく場」ではなく「根回ししたことを確認するだけの儀式」である

昭和の時代にはよくこんなふうに言われていたそうです。何事も論理を重要視し、ディベートを戦わせる欧米人には理解できない世界だったとも言われます。

今では日本の組織でも、会議でいろいろなことを議論し、決めていくことが多くなりました。でも、日本社会に根強く残っているDNAが、そんなに簡単に消滅するというのは、やはりありえないようです。というわけでここでは、重要な作業である「根回し」についてみていきます。

根回しの重要性と回避すべきトラブル

はじめに、プロジェクト上で「最も起こりやすいトラブル」とは何か?について見ていきましょう。

プロジェクト運営で最も起こりやすいトラブル

プロジェクトの運営で最も起こりやすいトラブルその答えは実は「コミュニケーションのギャップ」と「派閥が多数できてしまうこと」なんですね。

プロジェクトの運営では、ゴールに向かって皆が力を合わせなければなりません。これはごくごく当然なことではありますが、通常の業務でもよくこんなそばを耳にしませんか?

  • これはウチの仕事じゃないね
  • それって「この間の話」と違うじゃん!
  • これはどこが責任持つんだい?
  • もう少し結論が出てから、話持ってきて欲しいんだけどなぁ

当事者意識の欠落を回避するためには

このようなズレの根底にあるのは当事者意識の欠落に他なりません。これを回避するためには一体どうしたらよいのでしょうか。それは「関係者全員で集まる機会を作る」と言うことがベストの選択です。

それも月に一度位のペースで定期的に集まるようにします。

そうすることで皆が「同じ船に乗り、行き先を共有できる」ようになるわけです。同じ船に乗ると言う事は、「運命共同体」船底に空いた穴は他人の仕事だからと「知らんぷりを決め込む」わけにはいかなくなります。なぜなら自分も沈んでしまうからです。

ベースを共有することが肝

問題点の根っこ(ベース)をしっかり捉え、役割分担と納期をしっかりとすり合わせをしておきます。ここでも5W2Hの明確化を関係者できちんと取り決めておくことが非常に重要です。

  • 何が問題だから、何をするのか?
  • 誰が、いつまでに、どういう結論を出すのが?

これを、関係者が具体的かつ定量的に把握できているチームは非常に強いです。みんなも同じ船に乗せること、ベクトルの方向を明確に合意しておくこと、これらも何より重要です。

最後は「関係者の上司」も使おう

事業やプロジェクトを進めていく上では、様々な部門にまたがる人間の協力が必要になってきます。そこで事業やプロジェクトが進んでいたら、この際「関係者の上司」「メンバーの上司」も使っちゃいましょう!!

関係職場の上司にまで顔を覚えてもらい、あなたを後ろ盾してくれるシンパになってもらえれば言うことはありません。

ぜひ、広い人脈を有効活用してあなたのとっておきの「企画」や「プロジェクト」を実現させていきましょう!

上司も人、あなたも人

うまいこと上司を騙して、使って、あなたのやりたいことをやらせてもらっているわけですがだからといってその企画や事業が終わったとしてもあなたと上司の関係が途絶えるわけではありませんよね。

新しい組織ができたり、人事異動があったりして、お互いの進む道が一旦別れると言う事はあるかもしれません。ですが、またどこかでその上司との接点があるはずです。

企画や事業が完成した後は、その結果がどうであれ周りの人との関係は良い形を保っておきたいものです。これは本当に大切なことです

他人の「成功」には妬ましく、自分の「失敗」は怖いのは人情

 

こういうと不思議に思うかもしれませんが、企画や事業を完成した場合、成功に終わった時こそ、その後のフォローにはより注意すべきです。

人間は成功しそうになると最後の詰めが甘くなり、そこで必ず失敗する。だからこそ、最後の最後まで注意を切らさないことが重要。

ここで注意しておきたいのは、特に「人情=人間の感情」に絡んだフォローです。人間というのは厄介な生き物で、他者を哀れみ慈しむ「思いやり」と、妬み羨み「嫉妬」と言う、相反する感情をセットにして持っています。

不思議なもので、企画や事業を進めていくことでも何でも、うまくいってない時は暗礁に乗り上げたりしているときには、概して他人には同情的です。

優しく、暖かく協力的に話を持ちかけてきてくれたりします。一方で軌道に乗って「イケイケ状態」になっている人に対しては、他人を往々にして冷淡でシニカルに対応するという傾向があります。

誰でも「成功の果実」実は自分も一枚加わりたいと考えるのが普通です。なので、成功の果実、勝利の美酒に酔う前に、まずは冷静に関係者の気配りや配慮に心を配ることが何よりも重要になります。

手柄を分け合い、全員がハッピーになるために

企画や事業が成功したときに、発案者やリーダークラスはどうすればよいのか、について見ていきます。

言葉で表現するのはたやすいですが実行するとなると難しい。まさにこれに尽きます。

自分の手柄を最後にして、周りに花を持たせる

みんなから慕われるようなリーダーシップを持った人というのは常にこのようなスタンスを実践しています。

「リーダーは、放っておいても手柄をもらったのと同じ。だから出来る限り、陽のあたる場所には苦労かけた「実担当者」に出てきてもらうのが一番」

実践するのはなかなか難しいですが、これを遂行することで周囲の信頼やサポートを得ることができます。そして、こういったリーダーとは仕事上の付き合いが切れた後でも、彼を敬愛し、何があるために彼とコンタクトを取りたいと思っている人が多いものです。

「自分に光を当てようとすると、周りに影ができる。まわりに光ってもらうほど、光が反射して自分にも返ってくる」

プロジェクトを完遂して成功裏に事が終わったら上司を持ち上げ「おかげさまでうまくいきました!!」と感謝し、メンバーに花を持たせることが次のステップへの最高の橋渡しになるといえます。

最後の瞬間の「上司へのヨイショ」も、戦略的なだましの「仕上げ」として見事にに演じきってみてくださいね。

いずれはあなたもだまされます

企画や事業運営は、一度やってしまえば終わりという事は決してありません。どんな組織でも「仕事のご褒美はもっと難しい仕事」と言うのは世の常です。

ただ、あなたがこうして忙しく過ごしているうちに、確実に時間は過ぎていきます。誰に対しての時間だけは唯一平等に与えられているものですから。

そのうち、今まで一番やんちゃに過ごしていたあなたの、その下の世代の連中が「生意気なこと」をぶつけてくるようになるでしょう。その時はぜひ「上手にだまされる上司」になってください。

まとめ

今回の記事の要点をサクッと紹介しておきますので、おさえておきましょう!!

  • 会議は決定事項の確認作業という根深い風潮がいまだにある
  • コミュニケーションギャップと派閥の多数化へ注意
  • 当事者意識の欠落は「月一会議」で補って運命共同体に持ち込む
  • 他人の「成功」は妬み、自分の「失敗」は怖い、これはあなたも上司も同じこと
  • 人は成功しそうになると、詰めが甘くなりそこで失敗する。だからこそ最後まで注意を切らさないこと
  • 自分の手柄を最後にして、周りに花を持たせる
  • いずれあなたも騙される立場になる

どうも!「やりたくない仕事ならば、やめてしまったらいいんじゃない?」っていうのが持論の影山です。

極論言ってしまえば、自分が好きだと思うことでなければ成果は出ないということです。他のどの会社よりもあなたのターゲットである顧客層のことだけを考えて考えて、そしてその顧客層はどんなサービスや商品を欲しがっているのか。

ひたすらそのことを考え抜いていけば、振り返ってみたときに「好きな仕事」になっていた。そんなことだってあり得るわけですよ。

ただ、個人戦からチーム戦に変わって、リーダーシップが求められる立場になると、上司の能力や人脈や経験などを上手く使うことも「スキル」のひとつとして見られるようになります。より短期間で成果へと到達できるためにも今回の内容をおさえて実践してみてくださいね。

それでは、あなたのワークライフがより充実したものとなりますことを心より願っております。

こちらからご覧ください

メンバーと上司の間でいつも気苦労が絶えないいい人であるあなた。いつも胃が痛くなったり、頭痛に悩まされながら板挟みの毎日が辛いと思っている方に必要な知識を全網羅。部下のやる気を引き出す方法、上司との距離間、やる気が出ないときの対処法辛いストレスの毎日からあなたの心を解放するための手法など、すぐに実践できる内容ばかりです。

ブログ運営者

『らしく』働くをプロデュースするキャリアカウンセラー

影山徹(かげやまとおる)
1979年生まれ 愛媛県出身

大学卒業後、リクルート系人材サービス会社に入社し採用部門で全国400名の採用担当のなかで成績優秀賞を幾度も受賞し翌年からエリア責任者に従事。人材育成、求人広告なども手掛けながらチームとして年間2000名以上の採用を手掛ける。その後、法人営業部、統括営業責任者に就任。

28歳で転職。地方中小企業の人材派遣会社に入ると、これまで経験してきた採用、営業とは別に契約管理、人事・研修、総務、広報、営業企画、システム管理、とあらゆるセクションへの転属をすべて自ら志願してジョブローテーションを経験。組織における各セクションの役割を自ら体験することで、「組織でのポジショニング」「人財の育て方」「部署間の連携」などを体得する。

ジョブローテーションの体験から、組織と人とをつなぐ活動は「人材サービス」だけでは不十分だと一念発起。就職支援を目的とした「ステップアップセミナー」を考案し、セミナーを実施していく。セミナーでの相談者とのセッションを通して、離職率が高い、定着率が悪い企業の課題解消する独自の採用メソッドを確立。

その後、2016年からWeb採用に注力しダイレクトリクルーティングのノウハウを熟達すべく実践に実践を重ねた結果、2016年のマイナビ経由での採用実績と比較して、翌年2017年の実績で前年比428%、採用コスト58%にまで改善させる。その後数多のテストマーケティングを実践しこれまでにポータルサイト経由での採用実績はわずか2年半で1000名を超える。

現在、求人コンサルタントとして求人メディアの運用方法についての助言・指導、人材紹介サービス、個人向けの心理カウンセリング、キャリアカウンセリング、セミナー講師、企業研修などの活動を行なっている。

 

 

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